こんにちは、歯科衛生士のhaniwao!です(^-^)/
あなたはお子さんの歯磨きはどうしていますか?
しっかり口をあけて協力的でしょうか?

私の息子は一瞬協力的に口を開けて磨かせてくれた時期もありましたが(1ヶ月くらい)、歯が生え始めてから2歳までは毎日大暴れ…
毎日の歯磨きの格闘が辛くなってきた…
磨けていなそうだし虫歯になりそう…
など…
私と同じ様に、子どもの歯磨きタイムがストレスに感じる人は多いのではないでしょうか…?
なんとか磨くものの、出きる日と出来ない日があったり、なかなか難しいですよね(T-T)
そんなある日、気付いたら虫歯になってしまう時もあります。

頑張って磨いてたつもりだけど少し黒くなってるところを見つけた!
まだ子供も園にも入ってないくらい小さいし、歯医者で治療なんてできるの?
歯磨きで大暴れもストレスだし、いつまで続くのか見通しも欲しい…
そこで今記事では、
・歯磨をしなかった場合、虫歯になってしまったらその後永久歯にどんな影響があるか
・いつまで仕上げ磨きはすべきか?何歳頃からきちんと口を開けてくれるのか?
・子どもの歯科治療はどんな感じか?何歳から見てくれる?
・小児歯科でないとダメ?
こちらについて詳しくご紹介していきます。
歯磨きが出来ずに乳歯が虫歯になってしまった!その後永久歯にどんな影響があるの?
乳歯が虫歯になってしまったら、
もちろん、虫歯が小さいうちだと大きい影響はありません(^^)
しかし虫歯が大きくなってくると…
・乳歯が大きい虫歯が出来ると、永久歯が生えてきた時にはすでに欠けている可能性がある
状態になってしまいます。
乳歯の大きい虫歯は、根元から下に眠っている永久歯に虫歯菌がうつってしまう事がある為です。
《以下↓歯の断面図:虫歯の深さからみる大まかな治療方法》
ご覧の通り、虫歯が浅いと治療も1回で済んだり、時間もかかりません。
深い虫歯になると一回の時間も30分くらいかかり、来院回数も多くなってしまいます。
小さい子が歯医者で同じ体勢で口を開けて、何分もは中々本人にとっても辛いものがあります。
『どうせ永久歯に生え変わるから少しくらい虫歯があっても大丈夫』
と言う方もたまにいますが、気付かないうちに中で広がって、図のように乳歯の根の方から菌が下に控えている永久歯を蝕むこともありますので注意が必要です。
そして、意外と乳歯の期間が長いのはご存知ですか?
最後に生え替わる乳歯が抜けるのは、12〜13歳頃です。
ですので健康な永久歯にする為にも、乳歯に虫歯をみつけたらすぐに歯医者へ受診することをおススメします。
いつまで仕上げ磨きはすべきか?何歳頃からきちんと口を開けてくれるのか?
上述した通り、乳歯が全て生え替わるのが12〜13歳頃です。
私が歯科に勤めていてお子さんに歯磨き指導をしていると、個人差もありますが大体3歳代頃から仕上げ磨きに協力的になる子が多いようでした。それまで拒否!ギャン泣き!という子も徐々に出来るようになった〜という声が親御さんから聞こえてきました。
話が理解できるようになってくる2歳過ぎからは、絵本で読み聞かせたり、おかあさんといっしょなど動画でも歯磨きに関する歌や話があるので少しずつ説明してみてくださいね。
我が家の場合は【こどもチャレンジ】
で歯磨きについての本とDVDの教材が来たのでもっぱらそれを使用してますが・・( ̄∀ ̄)
また、お子さん本人でしっかり磨ける様になってくるのは小学4,5年生頃が多かったです。(個人差はあります)
特に小学3、4年生頃は生え途中の歯・グラグラしている歯があるので歯並びも整っていることが少ないです。乳歯と永久歯が混在しているところを自分でしっかり磨くのはなかなかうまくできない様です。
ですので、少なくても小学4年生頃までは親が仕上げ磨きをしてあげたほうが安心かもしれませんm(_ _)m
その頃毎日ではなくてもいいので2、3日に1度はしっかり仕上げ磨きをお勧めします。
また、小学3、4年生になったら歯医者さんでお子さんに少しずつしっかり磨ける様な歯磨きの方法を検診がてら教えてもらうとより良いですね(´ω`*)
子どもの歯科治療はどんな感じ?小児歯科じゃないとダメ?
実際、歯科治療に行ったら子どもの場合、どうな風に診ていくのか心配ですよね。
まず、小児歯科と看板に書かれていて専門のところにいくか?
それとも一般歯科で看板には小児と書かれていないが、HPで一般〜矯正、小児もOKと記載があるのでそちらで受診してもらうか?
どちらに行くのかも迷うと思いますが、どちらでも治療は可能です。
たまに一般歯科を受診して治療が難しい場合は、小児歯科に紹介されることはあります。
《子どもの歯科治療はどんな感じ?漫画にしてみました(´∀`)》
大体の場合は、練習すればなんとか簡単な治療ができるようになりますよ。
2歳後半〜3歳ではじめての治療をするというお子さんもいます。
次は≪虫歯も大きく痛みも有るけれど、どうしても練習さえできなかった場合≫の治療です。
体を網で固定して治療することに、びっくりされる保護者の方もいます。
中には「虫歯にしてごめんね・・・」とその場で泣いてしまうお母さんも、、
しかし歯を削る機械は、動いてしまうと頬や舌を傷つけてしまう恐れがあるため、安全性を考えるとこの方法になってしまいます。
子どもが3歳になるまでは、たとえ押さえつけられて治療しても成長したら忘れてしまうことが多いのですが、3歳を超えて押さえつけて大泣きで治療するとそれがトラウマで歯科恐怖症になってしまう人もいるそうです(>_<)
ですので、3歳を超えたお子さんは特に歯の治療に慣れるまでは、根気よく治療の練習をします。
そのため通院回数が多くなってしまいますが、歯科へのトラウマにならない為にもご協力お願いします。
もしお子さんの虫歯に気付いたら、すぐにとるべき行動は?
まず第一に、もしかして虫歯かな?と思ったら、
1歳でも2歳でも年齢を気にせず、放置しないですぐ歯医者に検診に行くことが大切です。
もし虫歯にさせてしまったとしても、
早期発見できれば治療回数も治療時間も短く、子どもの負担も少なく済みます。
虫歯が大きくなると来院回数がかかって手間になるだけではなく、子ども本人も精神的に負担が大きくかかってしまう事もあります。

毎日、家事・慣れない育児で忙しいことに加えて、
歯磨きをする度に大暴れしたり、口を開けてくれなかったり
協力してくれないことが多くて本当に大変ですよね…
それが毎日、毎日、続くとストレスも溜まってくるのは私もそうだったので痛いほど分かります。
しかし1日1回何とか抑えてでも歯磨きが出来れば、もし虫歯になってしまったとしても早い段階で気付くことが可能です。(もし大変なら1日置きにしっかり磨く部分を上・下などで分けても構いません)
私が歯医者に勤めていた経験では、2歳半前後で急に歯磨きを協力的に出来るお子さんが増える傾向にありました。
実際、息子の場合も色々と工夫はしましたが、2歳半頃にはなんとか口を開けてくれるようになりました。
ですので、終わりは来ると信じて今の歯磨きを続けてもらえたらと思います。
子どもの歯は保護者の方しか守ることが出来ないので、できる限り予防に努めましょう。
〇2歳頃~使える歯磨きイヤイヤ対策7つを紹介した記事もあります〇

また、大人の虫歯菌は3歳以下のこどもには感染りやすいです。
保護者の方自身も口の中の虫歯菌数を減らすことが大切です。
◎歯磨き以外の虫歯のリスクを減らす方法もあります◎

ポイントを抑えた歯磨き方法もありますので、良ければちらの記事もご参照ください(^O^)

それでは最後までご覧頂きありがとうございました。
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