【授乳中の歯科治療】薬や麻酔など乳児に与える影響は〇〇だった。

歯の豆知識

こんにちは、現役歯科衛生士のhaniwao!です(^-^)/

あなたはお口のトラブルはありませんか?

小さい赤ちゃんがいて、現在授乳もしていて、十分に睡眠も取れていない状態なのに更に歯の調子も悪くなってきた…という方もいるのではないでしょうか?

妊娠中悪阻で歯磨きを出来なかった時期もあるし、

最近少し歯が痛くなる時もある…

虫歯かも知れないけど授乳中って治療や薬は飲めるのだろうか…?

今記事では授乳期間中のあなたに歯のアクシデントがあった場合、

・歯科で麻酔をした場合、母乳に影響はでるのか?

・内服薬が出た場合、母乳に影響はあるのか?

・歯科治療で使う薬は母乳に影響はあるのか?

・虫歯を放置していることでのこどもへの影響は?

など、授乳中の歯科の治療に与える影響を解説していきます。

 

結論から言うと授乳中でも歯科に通院する事は可能ですので安心してご覧ください(^^)

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歯科での局所麻酔が与える母乳への影響は?

基本的にほとんど影響がないと言われているので安心して局所麻酔をして治療することが出来ます

理由として海外の研究では、歯科治療で局所麻酔をした授乳婦の麻酔薬の血中濃度を2時間後と6時間後で調査したものがあります。

その結果では、麻酔薬による代謝産物が含まれるものの、血中濃度はごくごく僅かで母乳に至っては殆ど代謝されて問題ないと言われています。

また、局所麻酔をした後の母乳を乳児が飲んだとしても、乳児自身が余裕を持って代謝出来る低濃度であることも分かっています。

加えて、歯科で使用する局所麻酔の量は1.0〜1.8ml程度。

よって、歯科での局所麻酔は乳児に与える影響はかなり低いと言えるでしょう。

 

しかし、確実に麻酔が代謝され、体外へ排出されるのをまって授乳したい場合は、当日の授乳は控えるか最低でも6時間ほど空けて授乳をすると良いそうです。

参照‘昭和薬品化工株式会社’

抗生物質・痛み止め 内服薬が母乳に与える影響は?

歯科で内服薬として処方される可能性が高い薬品として、抗生物質と痛み止めがあります。

 解熱鎮痛消炎薬

大抵の解熱鎮痛消炎薬は、母乳中にわずかしか移行しない。授乳中の女性が使うなら、アセトアミノフェンやイブプロフェンが望ましい。特に乳腺炎では、抗炎症作用のある イブプロフェンが推奨される。産科でよく使用されるジクロフェナクナトリウムは乳児 には禁忌であるが、タンパク結合率が高く母乳中への移行が非常に悪いので実際には使 用できると考えられる。ロキソプロフェンナトリウム水和物も母乳中へ移行しにくい。

抗菌薬

ペニシリン系やセフェム系、マクロライド系など小児に適応のある薬剤を使用する。アミノグリコシド系は、経口ではほとんど吸収されないので、授乳中の母親にも使用できる。テトラサイクリン系の使用は避ける。ニューキノロン系のうち小児に適応のある薬剤は少ないが、母親に対して使わざるを得なければ、オフロキサシンやレボフロキサシン水和物が推奨される。また、トスフロキサシントシル酸塩水和物には小児適応がある。

「妊娠・授乳と薬」
対応基本手引き(改訂 2 版) 2012 年 12 月改訂
社団法人 愛知県薬剤師会 妊婦・授乳婦医薬品適正使用推進研究班 発行

こちらで解説されている薬は授乳中でも母乳に移行しにくく、使用しても安全度が高いものになっています。

また、上記にあり授乳中でも使用できる、アセトアミノフェンやイブプロフェン系、ロキソプロフェンナトリウム水和物などの痛み止めの薬、

ペニシリン系やセフェム系、マクロライド系の抗生物質も歯科ではよく取り扱われる薬剤です。

授乳中であることを歯科医師に伝えておけば、安全な薬を選んで処方してもらえるので安心ですよ(^-^)/

歯科治療で使う材料や詰め物などの影響は?

歯科で使うセメントや詰め物、被せ物は唾液などの過酷な環境でも解け出したりしにくいものが使われているので、安心して治療を受けることができます。

昔はアマルガムという水銀が入った詰め物をすることもありましたが、こちらも影響がててくるのが最低でも100年以上とも言われているので心配はほぼありません。

お家の人が虫歯だと将来こどもが虫歯になりやすくなる?

今回の授乳中に関しての内容とは異なりますが、虫歯を親や身近な人が放置していたら子供に影響を与えてしまう可能性があります。

虫歯の菌というのは、赤ちゃんの歯が生え始めてから口腔内に増え始めて行きます。

というのも、虫歯の菌は歯などの硬組織がないとくっついて居られない性質があるのです。

赤ちゃんの歯が生え始めるのが大体生後5ヶ月前後、乳歯が完全に生え揃うのが2歳半〜3歳ごろです。この生え揃う3歳ころの時期までに口の中の細菌の菌の量のバランスが決まるので、虫歯の菌のバランスが多くなってしまうと「虫歯になり易い」体質になってしまう場合があります。

それによりこの時期に、よく話す周りの大人や、一緒に食事をとる大人の口の中が虫歯だらけだと、唾液が飛んだりして赤ちゃんの口の中に虫歯の菌が入るため、大人が虫歯を放置すると結果的に虫歯の菌の数が多くなってしまうため、こどもにも影響を与えてしまう可能性がでてきます。

まとめ

 

いかがでしたか?

授乳中でも歯科での治療はきちんと医師に伝えておけば問題ないでしょう。

実際、私が働いている歯医者でも授乳中の方はよく来院されていますし、局所麻酔が必要な時も特に授乳を控えている人は少ないです。

もし授乳のペースで可能であれば麻酔してから6時間あけて授乳できるように調節して予約を取っている方もいます。

もしあなたが、授乳していることで歯の痛みを我慢しているなら、まずは歯科医師に気軽に相談してみましょう。

虫歯をたくさん放置している方が、こどもが虫歯になりやすくなってしまう可能性も考えられます。

また、妊娠中のつわりや、出産後の忙しさなどで特に痛みは無くても、症状が出ていない虫歯もあるかもしれません。

最近では無料で治療中託児をしてくれる歯医者もありますので、可能なら一度出産後に検診にいってみてくださいねp(^_^)q

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